一般選挙での不動産関連法案の投票結果は「No on PROP-5」「 No on PROP-10」
11-07-18
一般選挙での不動産関連法案の投...

一般選挙での不動産関連法案の投...

以前、11月6日の選挙General Electionの際に、カリフォルニア州の不動産関連の新法案(Proposition10と5)をご紹介しました。

そして11月6日の投票結果は…
■Proposition 10[レントコントロールについての新法案]⇒No /否決されたのでGood!
■Proposition 5[55歳以上の税制優遇]⇒No /可決してほしかったので残念…
という結果となりました。

■PROP 10:「レントコントロールの現状の特別法案を撤廃する」という法案でしたが否決されました。
とりあえずレントコントロールは現状維持の内容となり、ほっと胸をなでおろしました。
もしこれが通っていたら、今規制されているCity(LA、サンタモニカ、ウエストハリウッド)以外、
州内のどこでもレントコントロールが設定されたり、コンドミニアムや一戸建てまたは築年が新しい家にまで
規制が広がる可能性もありました。
きっと市場は大混乱、それによって不動産価格も下がるような大変なことになっていたと思われます。
法案の否決によって不動産マーケットへのマイナス影響は避けられました。
※Prop 10の法案内容の記事はこちら。
https://h2nusa.com/jpn/whatsnew/view/334674/2018no-on-prop-10

■PROP 5:「55歳以上の買い替えに有利な固定資産税の引継ぎを拡張する」という法案で、
オームオーナーにとって有利になる内容でした。
しかし、これは否決されました。
プラスの影響としては、シニアの買い替えがしやすくなるため、売買数も増加するとそれにともなう税収は上がる
という見方ができますが、ホームオーナーへのメリットが増えて教育・福祉の予算減少などの印象もあったのか、
反対が多い結果になりました。
ただ現状の設定されている55歳以上の買い替えに有利なルール(Prop 60)は引き継がれますのでご安心ください。
州の不動産協会は次の一般選挙でも再度、拡張を推進するという姿勢です。

※現状のルール(Prop 60)は以下の通り:
・55歳以上の買い替えで、売却した自宅の固定資産税が低い場合、次に購入する家の固定資産税が高くてもその金額を引き継ぐことができる。
・購入する家の価格が、売却する家と同額か低い場合のみ有効。
・一生に1回だけ使える。
・州内の11カウンティ-内で有効。

Prop 5の改正案では、次に買う物件の価格が高くても対象にし、一生に何度でも利用でき、州内の全カウンティ-を対象にするというものでした。
※Prop 5について詳しくはこちら。
https://h2nusa.com/jpn/whatsnew/view/334672/2018yes-on-prop-5

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H2N / Hiroko Nishikawa Naumann(西川ノーマン裕子)
RE/MAX Estate Properties所属
アメリカ・ロサンゼルスの不動産の購入・売却・リースと、渡米・移住、アメリカから日本への帰国をサポートします。
RE/MAX Estate Propertiesはカリフォルニア最大の全米大手不動産会社RE/MAXのフランチャイジーです。
H2Nが持つ日米の不動産ネットワークを駆使して、心を込めてお手伝いいたします。
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