今年初めの不動産マーケット予測では、今年は販売される物件の中間価格の上昇率は
4.6%とされていました。まもなく第3クオーターを終える時期になりましたが、大体予想通りの
動きになっています。
添付のグラフはロサンゼルスカウンティ-内のここ15年間の一戸建ての動きです。
1. 平均価格(販売価格・成約価格)
成約価格の平均を見て頂くと、2007年のピーク時にほぼ近づいてきています。
ただエリアごとでは、去年の同時期に比べて売り出し価格が下落しているところも出ています。
(詳しくは下記リンクのマーケットレポートをご覧ください)
2. 流通戸数
15年スパンで見て頂くと、今現在がいかに在庫が少ないかがわかると思います。
価格が上昇していると売る際には有利ですが、買い替えを考えるセラーにとっては、
購入する物件も高くなっていることや、売って買うタイミングを合わせることが難しいため、
売り出さずに様子を見るという状況もあります。
3. 在庫指数
在庫指数とは、流通戸数を成約戸数で割った指数です。
数値が低いほど、売り出されている数に対して成約数が多く回転が速いことを示します。
今年の春夏のシーズンは2~3という指数でしたが、これは完全に在庫不足を表しています。
数値が6を超えると、在庫がダブついている状態となり、「バイヤーマーケット」と言われます。
地域ごとの詳しい情報は、こちらのリンクのE-bookletをご参照いただけると幸いです。
■ウエストサイド・マーケットレポート
http://issuu.com/remaxestateproperties/docs/ws_market_intelligence_report?e=18704338/15351436
■サウスベイ・マーケットレポート
http://issuu.com/remaxestateproperties/docs/sb_market_intelligence_report?e=18704338/15351462
■パロスバーデス・マーケットレポート
http://issuu.com/remaxestateproperties/docs/pv_market_intelligence_report?e=18704338/15351470
秋から年末にかけては、不動産にとっては少しシーズンオフになります。
逆にバイヤーにとっては競争相手が少ない時期になるとも言えます。在庫が少ない中で
希望の物件を獲得することは簡単ではありませんが、住宅ローンの金利が安定している間は
有利なタイミングです。
あきらめずにマーケットをウォッチして理想の物件をご一緒に探していきましょう。
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H2N / Hiroko Nishikawa Naumann(西川ノーマン裕子)
RE/MAX Estate Properties所属
アメリカ・ロサンゼルスの不動産の購入・売却・リースと、渡米・移住、アメリカから日本への帰国をサポートします。
RE/MAX Estate Propertiesはカリフォルニア最大の全米大手不動産会社RE/MAXのフランチャイジーです。
H2Nが持つ日米の不動産ネットワークを駆使して、心を込めてお手伝いいたします。
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LA不動産マーケットUpdate(2017年9月)
09-21-17