2018年一般選挙の「YES on PROP 5」とは?
10-09-18
2018年一般選挙の「YES ...

“ YES on PROP 5, NO on PROP 10 ” Protect Home Ownership

最近このサインを見かけた方もおられるかもしれませんが、この意味はご存知でしょうか?
これはカリフォルニア州の新しい法律案の中で、ホームオーナーにとって有利な投票を促す
キャンペーン告知です。

11月6日は2018年のGeneral Electionの日ですが、PROPとはPropositionのこと。
この選挙では、自治体統治者の選出に加えて州政府の新しい法律について投票しますが、
その法律案がPropositionです。

選挙の前には有権者の手元に各法案についてのガイドブックが送られ、賛成派と反対派の意見も
解説されます。それぞれのPropositionの賛成派と反対派が、“Yes”または“No”と掲げますので、
“Yes on XX”という表現で、法案についての意見をアピールするキャンペーンが展開されます。

さて、今回のカリフォルニア州のProposition(以下「PROP」)の中で、不動産関連の重要なものが、
「PROP 5」と「PROP 10」なのです。

そして私たち不動産業界としては、ホームオーナーにとって有利な提案である

YES on PROP 5 = PROP 5 [55歳以上の税制優遇]には賛成
NO on PROP 10 = PROP 10 [レントコントロールについての新法案]には反対

を推奨しています。

まず、PROP 5のポイントを解説させていただきます。

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“YES on PROP 5”[55歳以上の税制優遇]に賛成する理由
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Proposition 5とは、
「55歳以上の買い替えに有利な固定資産税の引継ぎを拡張する」法律案です。

つまりPROP 5は、現在施行されているProposition 60/90を拡張するというもので、これが可決されると
55歳以上のシニアが買い替えする際にはさらに有利になります。

※Proposition 60/90の拡張についての以前まとめた記事はこちら
https://h2nusa.com/jpn/whatsnew/view/318584/proposition-6090

現在、55歳以上の人が買い替えする際に、売却した自宅の固定資産税が低い場合は、
それを次に購入する物件の固定資産税に引き継ぐことができますが、主に以下の3点について
拡張することを提案しています。

1.物件価格
現状:購入する物件が売却する物件と同額か低い場合のみ
⇒変更案:購入する物件が高い場合もOKに

2.適応できる回数
現状:一生に1回
⇒変更案:何度でもOKに

3.対象のカウンティー
現状:カリフォルニア州内の11カウンティー
⇒変更案:カリフォルニア州内の全カウンティー

55歳からの買い替えにとって、さらに有利になる提案ですので、ぜひ可決してほしい法案ですね!
有権者の方は、ぜひProposition5には「YES」への投票をお願いします!

※Prop 5 の詳細(英語)
https://vig.cdn.sos.ca.gov/2018/general/pdf/prop5-title-summ-analysis.pdf

※各法案について解説された「Voter's Guide」(英語)
http://voterguide.sos.ca.gov/pdf/

※Prop 10 ・反対の記事はこちら(日本語)
https://h2nusa.com/jpn/whatsnew/view/334674/2018no-on-prop-10

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H2N / Hiroko Nishikawa Naumann(西川ノーマン裕子)
RE/MAX Estate Properties所属
アメリカ・ロサンゼルスの不動産の購入・売却・リースと、渡米・移住、アメリカから日本への帰国をサポートします。
RE/MAX Estate Propertiesはカリフォルニア最大の全米大手不動産会社RE/MAXのフランチャイジーです。
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